アサシン クリード ミラージュ(Xbox Series X)のレビュー・評価・感想情報
修行の過程から描いてくれていて、シリーズ初体験でも入りやすそうですね。情報を集めて分析し、標的を見出し暗殺していく流れはやはり秀逸。基本的にこれのくり返しではあるけど、ダレることなく物語を堪能できてよかった。世界の広さや育成などが近作の規模よりコンパクト。ゆえに好みは分かれると思うが価格を抑えてくれたし、遊びやすいのは利点。PS5版の◯ボタン決定は若干やり難いかも。
週刊ファミ通1821号より
RPG的な要素を残しつつもシリーズ初期作をオマージュした作風は、ステルスアクションに重きが置かれていて少し懐かしさも感じる手触り。調査と暗殺を交互に行って進行する構成は、似たようなことのくり返しに思えるところもあるが、淡々と敵を始末しながら目的を達成していくことに没頭できる。9世紀のバグダッドの雰囲気も○。内容がコンパクトなぶん、価格も抑えられているのはありがたい。
週刊ファミ通1821号より
シリーズ初期作品の様式に原点回帰したことで、ステルスの緊張感や、潜入に向けた下準備の楽しさが存分に味わえますね。また、舞台となるバグダッドの街の喧騒や、人々の暮らしぶりが描かれているのも好印象。主人公バシムの物語はテンポよく進む一方、そのぶん登場人物の描写もサラッとして少し物足りないかな。PS5版でのメニュー操作は○ボタンで決定で、設定を変更できないのがもどかしい。
週刊ファミ通1821号より
シリーズを重ねるごとに複雑になりすぎていた部分をそぎ落とし、よりわかりやすく再構築させたという印象。戦闘よりもステルスの重要性が増した作りで、ルート探しや暗殺手段も含めて戦略の幅の広さを感じる。また、バグダッドの歴史、生活、経済などを学べる事典は、本作の世界観をより深く味わえる要素として魅力的。主人公の成長物語という展開も明確で、初めての人でも迷わず楽しめるはず。
週刊ファミ通1821号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。