Strange Horticulture -幻想植物店-(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
客が求める植物を特定しつつ、ストーリーを進めていくのがかなり風変わり。大人な雰囲気かつ画面映えがしないため正直地味だけど、コツコツとした作業が好きならタマラナイものがあるんじゃないかな。図鑑やメモなどのヒントから答えを導き出した際は、十分な満足感を得られますね。ドラッグ操作を多用するうえ、アイテムを画面上に置きっぱなしにするので、マウスを使って遊びたくなります。
週刊ファミ通1760号より
植物店を舞台に物語が進んでいくミステリーは、題材がレアなこともあって興味を惹かれる。図鑑と植物を見比べて指定される植物と合致するものを選んだり、手紙に書かれたヒントと地図をじっくり見て、指し示されている探索場所を探し当てたりと、推理が楽しい。ひらめいて謎を解けた瞬間は、うれしくなります。文字や挿絵をしっかり見たいときに画面をズームインできるのが、地味ながら便利。
週刊ファミ通1760号より
植物店は陰鬱な雰囲気だけど、静かなBGMのおかげか妙に落ち着きますね。客の注文と図鑑から植物を割り出す、ちょっとした推理の連続についのめり込んでしまいます。地図の暗号などの謎解きも楽しい。ただ、巻き込まれる事件の展開は、ほぼ客から聞かされる形なので、スケールがつかみづらいのが惜しい。ゲームオーバー時の復活のパズルや、エンディング後でも図鑑を埋められるフォローはナイス。
週刊ファミ通1760号より
園芸×ミステリーという組み合わせが新鮮。こだわりを感じる各種UIも相まって魅力的な世界観に。手掛かりをもとにマップ上の場所を探したり、新しい植物を手に入れたりと仕掛けは多彩。謎解きのパターンも凝っており、推理のおもしろさ&ひらめきの爽快感が味わえる。作業感を覚えさせない雰囲気作りが秀逸で、ヒント機能も充実しており詰まることもほぼない。謎解きの難度も含めバランスのいい作り。
週刊ファミ通1760号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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