SCHiM - スキム -(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
progress
7

子どものころ、建物の影や横断歩道の白い部分だけを踏みながら街を移動した、ちょっとした冒険のワクワクをゲームで味わえるとは! さらに、本作は影側から、ヒトの人生を覗き見ながら想像するのも魅力に。シンプルだからこその色遣いが、その想像を後押し。また、街に隠されたアイテムを探すのも楽しい。一方、ステージが広くなると、楽しさを生み出した移動システムが逆に手間と感じる部分も。

週刊ファミ通1857号より

ジゴロ☆芦田
progress
8

3Dだけど線画のように描画されるグラフィックが、オシャレな感じとすっきりした印象を与えてくれる。影を飛び移って目的の場所を目指すシンプルなルールだけど、影ができている部分を探してルートを見つけるのは、子どものころの遊びを思い出させてくれるような体験。基本は穏やかなプレイ感ではあるものの、ステージが進むとパズルやアクション要素強めのシーンもあり、変化があっていい。

週刊ファミ通1857号より

くしだナム子
progress
8

シンプルな線で、季節や時間、人生の移ろいまで見事に表現されるビジュアルは10点です。その映像から感じ取れるストーリーのようなものも、なんとも情緒的。パズル色の強いアクション自体は、場面を進めるための手続きといった感触ですが、パシャパシャ音を立てて動き回る精霊は愛嬌があります。ネットで答えを探せる時代ではあるけれど、つまずいたときに何らかの救済策があれば、とも思いました。

週刊ファミ通1857号より

戸塚伎一
progress
7

輪郭と影で描かれた物語世界のインパクトは十分。それでいて、どの場面でも視点を変更できる、3Dグラフィックの利点も活かされています。移動物を利用し、ギミックを作動させての影渡りアクションは、部分部分で閃きを感じるものの、主人公キャラの宿主(?)である人間の人生ドラマとの連動性は感じられず。進行方向が直感的に把握できないマップ構成もあり、全体としては散文的な印象にとどまります。

週刊ファミ通1857号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。

レビュー

平均

progress
7.5

影から影へと跳ねて移動する精霊“スキム”が主人公。ヒトやモノの影を飛び移り、もとの場所へ戻るために進んでいく。太陽の位置によって変化する影を利用するのがコツ。

発売日
2024年7月18日
価格
4,000 円+税
ジャンル
アクションアドベンチャー
メーカー
Playism
関連サイト
公式PS Store
詳細を見る