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Inscryption(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
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9

マス少なめな場が、1枚のカードの影響力を高め、一手ごとの駆け引きを熱くするカードバトルに。そして、演出やグラフィック、ローグライクのシステムなど、ゲーム全体にホラー要素を散りばめることで、独特の空気感を構築。手札カードやアイテム使用時に目線を動かす操作や、一人称視点の部屋の探索が作り出す“間”が緊張感を後押し。一方、何度もくり返しプレイするときに“手間”と感じることも。

週刊ファミ通1765号より

ジゴロ☆芦田
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9

カードゲームをメインとしながらも、脱出ゲーム的な要素や驚きの仕掛けが詰まっていて、何が起こっているのか全容を知りたくなる独特の構成に、強烈に惹きつけられます。カードゲームについては、わりと短期決戦という印象で、一手ごとの重要性が高いため、運に左右されるところがありつつ、最適解を探すパズル的な側面があるようにも思える。一部、文字が潰れて読みづらい部分があるのは惜しい。

週刊ファミ通1765号より

くしだナム子
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8

独自性に溢れ、いろいろとサプライズが盛り込まれた作品です。カードゲームを搭載したアドベンチャーといった様相でしょうか。カードゲーム自体の中毒性はほどほどに、謎に溢れた物語にウェイトが置かれていて、その物語はカードゲーム好きに響く内容であるという構造がおもしろい。深く味わい尽くすには、さまざまなスキルを求められる気がしますが、表面をなぞるだけでも十分満足できました。

週刊ファミ通1765号より

戸塚伎一
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8

“密室でヤバそうな相手とカードゲームし続ける”という状況下、好奇心とイタズラ心を働かせることで、空間の意味合いが少しずつ変化していく感覚にゾクゾクします。ヒントが素っ気なかったりですぐにピンとこなくても、「とりあえずやるか」と手が伸びるほどに、カードゲーム自体が魅力的。ゲームオーバーが“強カード”を作る機会になっているなど、くり返しプレイに引き込む仕掛けも充実しています。

週刊ファミ通1765号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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8.5

動物のカードでデッキを構築して謎の人物と対戦しつつ、閉じ込められた小屋からの脱出を目指すサイコロジカルホラー。日本ゲーム大賞2022 ゲームデザイナーズ大賞受賞作。

発売日
2022年8月31日
価格
2,100 円+税
ジャンル
アドベンチャー / パズル / テーブル(トランプ・将棋など)
メーカー
Devolver Digital
関連サイト
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