仙剣奇侠伝 ー守り合いー(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
壮大なストーリーに爽快感あるバトル、そして冒険を彩る多彩なクエストやミニゲーム、料理などの要素も盛りだくさん。一部粗い部分もあるが、王道アクションRPGの佇まいを持つ1本。そこに中国的な要素がプラスされ、本作の個性に。シームレスに展開するバトルは、パーティーメンバーが増えて、戦闘スタイルが異なるキャラクターを切り換えながら戦えるようになると、グッと楽しくなります。
週刊ファミ通1759号より
幻想的で美しいムードを描き出すグラフィックが、いい感じ。簡単操作で派手なアクションをくり出せるバトルもとっつきやすく、爽快。あまりなじみのない漢字や言葉が文章中で多用され、ふりがなもないため、わかりにくさが付きまとうけど、武侠ファンタジーの世界観は新鮮味が感じられるし、物語にもだんだんと引き込まれていきます。気になる点はちらほらありつつも、独特の魅力を持つ作品。
週刊ファミ通1759号より
イベントでの物語の展開に重きが置かれ、風光明媚な景観に美形の男女という強烈な絵力にはため息が出るほど。映画の1シーンのようなカット作りも巧みです。アクションや自由な行動に期待すると、物足りなく感じる人もいるかも。名前の読みかたがわかりにくいなど、感情移入しづらい面はありますが、お話は十分伝わってきます。BGMの解説やマスコットキャラとの触れ合いなど、お楽しみ要素も充実。
週刊ファミ通1759号より
敷地のスケール感や建物構造の細かさに、異なる文化圏の観光対象としての魅力を感じます。演出全般が生真面目で、ラブコメ風の場面にも妙な緊張感が漂いますが(笑)、世界全体の感触がやさしいので、ちょっとした“寄り道”も気軽に楽しめます。戦闘パートは、どの瞬間にダメージを受けたかわかりづらいことと、長めのストーリーデモの合間にちょっとやる程度の印象になってしまうこと以外は不満なし。
週刊ファミ通1759号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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