The Smurfs Mission Vileaf(スマーフ 邪悪な葉っぱ大作戦)(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
『スマーフ』のキャラは「どこかで見たことがある」程度の知識ですが、スプレーを使ってフィールドの汚れを取り除く作業が地味に楽しく、すんなり世界に入れます。隠れたアイテムの発見、ショートカットの作成など、ステージにスモールステップが散りばめられており、探索メインの3Dアクションとして押さえるところを押さえた王道の作り。一方、もう少し敵にバリエーションがあれば、と思う部分も。
週刊ファミ通1741号より
『スマーフ』のメルヘンチックな世界が再現されているのがステキ。基本的には、子どもも安心して遊べる作りなので、アクションはシンプルでやり応えはそれなりな印象だけれど、“スマーファイザー”を噴霧して“危険な植物”を浄化したりなど、小さな満足感が蓄積する構造がいいね。フィールドは立体的ながら、目的の場所へのナビが高低差も含めてわかりやすく表示されているので、迷わずに進めます。
週刊ファミ通1741号より
遊んでいる子も見守るファミリーも、笑顔になれる作りがすてき。少し進んでは、おかしな会話シーンが挟まるパターンのくり返しは、少しじれったいけれどとってもにぎやか。汚染された草を浄化しつつ、先へ進んでいく冒険もやり甲斐があります。パッケージとしての完成度よりも、立体的でカラフルなステージをジャンプやグライダーなどいろいろなアクションを駆使して駆け回る、その一瞬一瞬が楽しい。
週刊ファミ通1741号より
カメラ視点によってはジャンプの距離感がつかみにくいものの、3Dアクションとしての操作性はおおむね良好。ギミックを作動させるアクションが段階的に解除されていくため、アイテム収集をモチベーションにできる人であれば、各所にこれ見よがしに提示されている“未踏ポイント”の消化を楽しめるでしょう。物語および戦闘シーンのメリハリのなさは“『スマーフ』らしさ”ということで納得するしかない?
週刊ファミ通1741号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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