ポップスリンガー(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
味のあるアートワークがけっこうクセになる。同じ色の敵を4連続で倒して特殊能力を発動していくのが風変わりですね。シューティングの感覚で出現する敵の色を覚え、色違いの敵を間違って撃たないようにコンボをつないでいくのは、慣れると楽しい。ただ、自キャラや敵が大写し気味なので周囲の状況把握や攻撃の回避がしにくいのがツライ。そのせいで被弾しやすくコンボが途切れがちなのが難点。
週刊ファミ通1747号より
1990年代の雰囲気を感じさせるレトロなテイストが魅力。ポップなグラフィックに加えて、音楽が作り出すムードもクール。同じ色の敵を倒すことでメリットがあるシステムも、戦いのアクセントになっている。キャラに寄った視点でHUDも大きく表示されているため、視界が狭いのは難点。死角からの攻撃や、急に姿が見えた敵と接触してダメージを受けてしまうことが多発するのはストレスに。
週刊ファミ通1747号より
ディスコナンバーのアレンジなど、BGMがイイ感じ。同色の敵を4体ずつ倒していくことで、さまざまなサポートを受けられたり、音楽がだんだん豪華になっていくのはいいのだけれど、コンボのキープはなかなかハードですね。回避アクションなどが扱いづらいのがいたずらに難度を上げていて、音楽にノる前に終わってしまう印象です。ボス戦では、敵が画面外に出てしまいがちなのが気になるところ。
週刊ファミ通1747号より
ポップな見た目や雰囲気はいいのだけど、アクションシューティングとしての心地よさはいまひとつ。同じような敵による同じような攻撃が続くうえ、回避行動後の微妙な硬化時間がアクションのテンポを悪くしている印象。同じ色の敵を4体続けて倒せば、バリアや体力回復、仲間召喚などの効果が得られるが、戦略的な使いにくさも感じる。大味な攻防&操作のテンポの悪さから、難度も高くなりがち。
週刊ファミ通1747号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。