ANNO:Mutationem(アノー・ミューテーショネム)(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
ピクセルアートと3Dとで再現したサイバーパンクの世界にシビレました。独特の空気も感じられ、ずっと入り浸っていたくなる。遊びの要素がいろいろあり、オープンワールド系のゲームをコンパクトにしたような手触りになっていますね。バトルは2Dで展開されるのですが、思いのほか小気味よく動いてくれて気分爽快。多彩な武器やスキルを駆使して、ボスクラスの敵に挑むのはとくに燃えます。
週刊ファミ通1738号より
サイバーパンクの世界観と、2Dと3Dを組み合わせたフィールドや映像表現が、じつにクール。街の作り込みや随所の演出など、いたるところにこだわりを感じます。バトルについては、2Dアクションの手触りでとっつきやすく、武器の使い分けや、習得したスキルを駆使して戦うのは楽しめる。物語を理解しやすくする描写や説明がちょっと足りない点と、目的地がわかりにくい場面があるのは気になった。
週刊ファミ通1738号より
画面はサイドビューですが、奥行きのある街並みで探索が楽しい。ドット絵も雑多なサイバーパンクの世界とマッチ。謎解き要素のあるサブクエストが発生するのもイイですね。一部のセリフには日本語ボイスがあり、コメディー調の場面を盛り上げていますが、それ以外のテキストに翻訳のムラがあるのがもったいない。剣と銃で戦うアクションは軽快でカッコよく、主人公のスタイルのよさが映えますね。
週刊ファミ通1738号より
2D(ドット絵)と3Dが融合した、細部までこだわりを感じるビジュアルが新鮮。フィールドはインタラクティブできるものが多く、探索のし甲斐がある作り。また多彩なアクションによる攻防の駆け引きが楽しめるバトルも爽快。正直、細かい不具合は目立つのだけど、価格以上の満足感が得られる作り込み。各所にキュートさを持ち合わせたサイバーパンクの世界観も魅力的。雰囲気作りが上手で引き込まれる。
週刊ファミ通1738号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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