スプラッシュ・カーズ(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
建物を色鮮やかに染めていく達成感と、街をペンキで塗りつぶすイタズラ心が相乗効果となり、クルマの運転を楽しいものに。シンプルルールでありながら、愛車が巨大化&戦車に変身したりするキャッチーなワクワクと、燃料配分やほかのクルマの活用といった戦術性がもたらす手応えが両立されていていいね。クルマや街のデフォルメ加減も秀逸でラジコン操作と相性バッチリ。手ごろな価格も魅力です。
週刊ファミ通1739号より
自動で走るクルマに乗り、左右に曲がる操作のみで遊べるシンプルな内容。上空からの視点の、いわゆる“ラジコン操作”なので、若干混乱しやすいかもしれないが、それもおもしろみのうちか。走った周辺の道路や建物に色を付けていくのは達成感があるけれども、プレイに抑揚がなく、退屈さを覚えてしまいがち。簡易的な『スプラトゥーン』チックな対戦ができるマルチプレイも、もうひと工夫欲しいかな。
週刊ファミ通1739号より
ゲームセンターでの息抜きと同じような感覚で、この価格ならアリ! モノクロームの街にクルマを走らせ、色付きの世界に変えていくのは、目にもうれしく充実感を味わえる作業。ひとりは色を塗り、ひとりは消していく形で対決するマルチプレイも、時間いっぱい、やったやられたの応酬を満喫できます。クセのあるハンドリングで思うようにクルマを操縦できず、イライラさせられるのも笑いのポイント。
週刊ファミ通1739号より
アイテム配置やステージ内車両の動きのランダム性の高さゆえ、腕前でカバーできる範囲にはおのずと限界が。車体ダメージの蓄積によるスピードダウン状態の回復手段がフィールド内に存在しない点も、プレイ中のイライラを高めます。 “コツコツ貯めたゲーム内資金で高性能な新車をゲット”の瞬間は何だかんだで充足感があるので、それを味わえるうちはムキになってリトライしまくれるでしょう。
週刊ファミ通1739号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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