Super Sami Roll(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
転がり、ジャンプ、フックショットなどのアクションを駆使してゴールを目指すステージは、多彩な仕掛けとトライ&エラーの手軽さがプレイを後押し。その一方でアクションのタイミングや位置取りが重要になるがゆえに、カメラ視点が気になる部分も。ポップな見た目とシンプルなルールだが、手応えありな難度。マルチプレイは4人でワイワイ楽しむものにしては、コース設定がかなりきびしめです。
週刊ファミ通1735号より
主人公のサミーが見た目も声もチャーミングで、全体の雰囲気もかわいらしく、心をつかまれます。転がっての移動と舌を使ったアクションでステージから落下しないように進んでいくのは、はらはらしつつ思わず夢中に。3Dのジャンプアクションならではの、キャラとフィールドの位置関係を捉える難しさはあるものの、ステージがほどよく短く、レベルデザインも絶妙で挑戦意欲が途切れにくい。
週刊ファミ通1735号より
カラフルで立体的なステージは、からくり満載だったりスピード感重視だったりとバラエティーに富んだ設計で、先へ進むのが楽しみに。見た目も声もユーモラスなキャラクターや、先輩アクションゲームへのオマージュも作品を彩ります。指先でボールの制御に集中し、じりじりする気持ちを味わう遊びに、喜びを見出せるかどうかはプレイヤー次第ですが、古典的かつシンプルな内容は人を選びません。
週刊ファミ通1735号より
足場の狭さや効きすぎる慣性、カメラアングル由来の移動軸ズレなどのイライラを楽しむゲームにしては、3Dフィールドの構成が大雑把。脱線やショートカットに心惹かれる人であれば、ノンストップで駆け抜けられるルート探しも存分に楽しめるでしょう。統一感はさておき、1980〜90年代テレビゲームへのオマージュが雑多に盛り込まれたデザインやビジュアルは、オールドゲーマーなら一見の価値あり。
週刊ファミ通1735号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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