黄昏ニ眠ル街(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
本作独特の空気感と東洋風の世界に魅せられましたね。フォトモードを使っていろいろと撮影してみたくなります。ジャンプや習得するスキルを駆使して“大地の源”をひたすら集めるのが目的と、ゲーム内容はいたってシンプル。意地悪な謎解きはほぼなく、どれも素直でやさしい作りになっているのが印象的でした。できれば霧を晴らした後は、街にもっと活気が戻ってくれば。ボイスも欲しくなります。
週刊ファミ通1742号より
幻想的な風景と美しい音楽に酔いしれるのが心地いい作品。街中にある“大地の源”を集めていく流れは淡々としているものの、オリエンタルなムードを醸し出す街並みを眺めながらマイペースに散策するのは、心が癒される。猫のような姿のネズ族など、キャラもキュート。ジャンプアクションについては、ふんわりとした挙動で操作の気持ちよさや、やり応えはあまりないけれど、散歩気分で遊べます。
週刊ファミ通1742号より
人々のいない街は時間が止まったようで、どこか寂しくも美しい。あちこちに散らばる“大地の源”を集める過程や、飛行船からも街並みを堪能できるのがいいですね。BGMや環境音も心地よいです。足場を跳び移っていくアクションステージでは、ジャンプの浮遊感や慣性が独特で、やりづらく感じる場面も。ミスしてもペナルティーはないし、ゲーム内通貨でステージをスキップできるフォローは助かります。
週刊ファミ通1742号より
幻想的な街並みは非常に美しく、昼、夜とさまざまな風景を楽しめる“雰囲気ゲーム”としての完成度は高い。ただ、アクションゲームとしては挙動に少々の違和感がありつつ、またキャラに影がないのでジャンプ時に奥行き(着地点)がわかりにくく遊びづらさも。さらに詳細マップやコンパスがないなか、シラミ潰しでアイテムを集めていくのはたいへん。ウォーキングシミュレーターとして楽しむなら◎です。
週刊ファミ通1742号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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