屍喰らいの冒険メシ(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ハクスラ&ローグライクをベースにしたダンジョンに、“食事”要素が本作独自の手応えと戦略性を追加。探索時に「あのモンスターを食べたら強くなれそう」という感覚が新鮮。肝心の料理自体はサバイバル色が色濃く、カロリー&水分補給、能力強化を最優先した、虫をも使う野性味溢れすぎな部分は賛否分かれるかも。アイテムや食材の種類が豊富だがらこそ、拠点のUIの使いづらさは気になりました。
週刊ファミ通1729号より
ダンジョンで入手したさまざまな素材を調理して“冒険メシ”を作り、空腹を満たしながらステータスをアップさせていくのが楽しい。クラフト要素や、ときにはゲテモノ料理で飢えをしのぐのもサバイバル感がよく出ている。戦闘中に“屍喰らい”で敵の死骸を食べて回復に利用できるのも、いい戦略要素。ダンジョンの構造など、少し味気なく感じる部分はあるけど、サクサク進められ夢中になれます。
週刊ファミ通1729号より
探索、アイテム集め、クラフトと、やり込み要素が詰まった作り。料理のグロテスクな仕上がりに笑いが生まれます。説明がやや省略気味に感じられ、慣れている人向けとも受け取れますが、ゲーム自体は奇をてらわず意地悪でもなく直球で遊びやすい。賢く立ち回る敵とのバトルも飽きません。情報の見やすさなど、もう少し洗練されていればとも思うけれど、ぶっ続けでプレイしちゃう魅力があります。
週刊ファミ通1729号より
食材の種類や調理法が増えるトキメキと、とりあえずいまはコレを食べてしのぐ……という逼迫のバランスが絶妙。同種の敵の強さの個体差が大きかったりと、適正難度でプレイしていても油断できない点もいいですね。味方ユニットをグイグイ押しのけて移動する戦闘シーンの操作感覚も新鮮です。戦利品の加工や装備の付け替え、“冒険メシ”の仕込みなどでプレイ時間がやたらと長くなるのは覚悟の上で。
週刊ファミ通1729号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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