Marvel's Spider-Man 2(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
ニューヨークの密度高めな街をスイングなどで縦横無尽に探索するアクションは、ハードの進化もあり、さらに快適、爽快に。ボス戦などの重要バトルが、街の中で規格外のスケールで展開し、気分は映画のマーベルヒーローそのものの! スパイダーマンが“ふたり”必要? と思う部分も少しあるが、スムーズな切り換えと、それぞれの物語、異なる固有アクションにより、探索や戦闘の魅力はマシマシに。
週刊ファミ通1820号より
強敵との戦いでくり広げられる、映画のようなド迫力のシーンは、ダイナミックなカメラワークや圧倒的なスケール感が秀抜の仕上がり。存在感のあるヴィランの登場にもワクワクする。ふたりのスパイダーマンを切り換えながら進行する構成がおもしろく、それぞれ固有のスキルやガジェットを使えるのも、バトルの立ち回りの幅を広くしていていいね。物語の見せかたも見事で、自然と引き込まれます。
週刊ファミ通1820号より
おなじみピーターの物語と、いまだフレッシュなマイルズのドラマが交差する構成が、とても魅力的。現実感をともなうニューヨークの街で、スーパーヴィランとの映画的な対決、自警団のような身近な活動、そして若者としての日常と、テンポよくフォーカスが切り換わる進行に引き込まれます。派手なスキルからステルス技まで、幅広いアクションを簡単かつ惜しみなくくり出すことのできる仕組みが快い。
週刊ファミ通1820号より
ふたりのスパイダーマンの人生が交錯する物語進行が、無機質な印象になりがちな広大なゲームフィールドに、確かな息吹を与えます。山ほどあるバトル関連の設定を辛抱強く調整することで、本作ならではの爽快感を自分に合った手応えで体験できるのも、いいですね。大小さまざまなシーンで“多様性”を意識させられる道義的側面に堅苦しさを感じますが、基本的にはエンターテインメント第一の作りです。
週刊ファミ通1820号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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