百年王国(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
スタイルは街作りシミュレーションだが、カジュアルかつシンプルな操作方法とルール、そしてターン制限でサクッと遊べるため、プレイ感はパズルゲームに近い。高評価を獲得するためには施設の連動を狙う“理詰め”が必要だが、気の向くままプレイして世界の名建築や遺跡を作る楽しみかたもあって間口は広い。ただ、挿入されるイベント含め、全体の演出が控えめなため、街作り自体の達成感は薄めかな。
週刊ファミ通1731号より
6×6マスに区切られたマップの1マスごとに、多彩な建物を建築してリソースを蓄えながら、それを消費してさらに新たな土地を開拓していく流れが楽しい。1プレイに掛かる時間がほどよく、マップもちょうどいい規模で、くり返し遊びたくなる中毒性があります。ヒロイン的な巫女の存在や、1周を終えるときの切なさも、いいスパイスに。一度建築したものは、フローが確認できるとよかった気も。
週刊ファミ通1731号より
巫女の存在を身近に感じながら未開の土地を開拓するのが楽しすぎ。100ターンという区切りが絶妙で、1回のプレイ時間が短いため、極端な計画なども気軽に試しやすく、そのつど大きく異なる展開に。プレイヤーの采配に、ベースとなる世界や巫女の特徴も絡んで、バラエティーに富んだ文明を育成できます。くり返し遊びたくなるけれど、充足感が高いため、1日1回で満足できるのも助かっちゃう。
週刊ファミ通1731号より
自分なりの方針やこだわりを発揮しながらひたすら開拓&建築するうちにリソースが潤沢に……の流れは何度経験しても充足感を味わえます。周回して以降のプレイ条件のバリエーションを増やしていくゲーム性ゆえ、盛り上がる瞬間は少なめ。シーン遷移時の画面処理がやや混乱を招く仕様のため、キャラの会話内容がスッと入ってこなかったりしますが、そのぶんメインの作業に集中できるとも言えます。
週刊ファミ通1731号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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