ワールドスプリッター(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ふたつのステージを切り換えながらゴールを目指すパズルに、世界の“境界線”と“回転”要素を加えることで、まったく新しいプレイ感に。支点の位置や、時計回りと反時計回りで異なるステージ変化が、確かな手応えをもたらす。それゆえにステージを進めるほど、閃きより論理的な思考が重要に。境界線の回転後に、支点移動とキャラ移動を間違えてミスすることがあるので、そこが気になりました。
週刊ファミ通1706号より
世界をふたつの異なる姿に切り換え、ステージ全体を変化させるギミックはほかの作品でも見られるが、本作は本格的なパズルとしての趣が強く、その歯応えは思わずうなってしまうほど。ステージを変化させる境界線と回転軸を自由に動かせるのがポイントで、より短いタイムでのクリアーを狙うなど、やり込むうえでも工夫のし甲斐がある。1ステージは小規模だけど、満足感はしっかり得られます。
週刊ファミ通1706号より
表と裏の世界を行き来することで活路が開ける構成が見事。ギミックやスキル、難度やできることが少しずつ増えていく設計も遊びやすい。思考力が必要な本格派にして、キャラや視点を動かしたり、マルチプレイによってひらめきが得られるのがうれしい点。難しいので長時間取り組めるものの、問題数自体は期待に対して少なく感じる人もいるかと。カラフルでとぼけたキャラが画面をにぎやかします。
週刊ファミ通1706号より
“並行世界側の壁を足場・リフトとして利用”という大前提を理解し、それをプレイヤーキャラと次元境界線(?)という、連動性が弱い2要素の同時操作として実行できてこそのパズル。できたとして、それがステージクリアー時の達成感・爽快感につながっているかというと、演出面の弱さもあいまって難しいところです。攻略法がさらにカオスになる協力プレイは、ふたりの絆が深まる可能性を感じました。
週刊ファミ通1706号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。