ツーポイントホスピタル:ジャンボエディション(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
洗練されたUIと、病院という“やるべき”ことが明確なシチュエーションが、複雑になりがちな経営シミュレーションの敷居を低くし、万人向けに。専門用語も少なく、ユニークな病気や遊び心のある設備でカジュアルに病院経営を楽しめる。それでいて急患受け入れなど“病院”ならではのイベントが熱い。また、病院の評判を上げるとアンロックされる多彩な設備など、スモールステップがやる気を後押し。
週刊ファミ通1703号より
コミカルでユニークなテイストが魅力で、経営に関してもシビアさや小難しさがなく、気軽にプレイできる。診察室や病棟といった役割の異なる部屋を自分の思うようにレイアウトして病院を充実させていくのは満足感があり、へんてこな病気を治療する滑稽な様子も細かく描かれていて見た目にも楽しい。似たような作業のくり返しになるところもあるけど、のんびりと遊び続けたくなってしまいます。
週刊ファミ通1703号より
特色の異なる複数の病院の経営は、忙しいけれど手に負えるいい塩梅で、止めどきが見つからない! 身近な施設だけに、「自分が患者だったら……」と改善のアイデアや意欲が湧いてきて、熱中できます。ヘンテコな病気の患者や、多彩な仕事をこなすスタッフ、それぞれの動きがユーモラスで、時間が経つのを忘れて見入ってしまう。覚えるべきことが段階的に身につく構成が◎。ラジオ風のBGMもいい脇役です。
週刊ファミ通1703号より
部屋や設備の追加・編集操作がわかりやすく、プレイ方針のアドバイスも充実。マネジメントゲームとしては、つぎつぎに発生する問題に追い立てられる、何かと慌ただしい印象です。課せられるノルマ自体はゆるめ。病院スタッフや患者たちの気まぐれさ、そしてカリカチュアライズされた病状・医療行為を楽しめないと、ただ何となく作業してステージクリアー……をくり返すだけになってしまうのも確かです。
週刊ファミ通1703号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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