真 流行り神3(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
シリーズ初プレイ。都市伝説をモチーフにした事件を、“科学ルート”と“オカルトルート”の異なるルートで解決できる仕組みと、同じ事件でありながらテイストが異なる“怖さ”があるのがいいね。別行動のふたりの刑事が教えてくれる調査内容が再プレイ時の指針になり、分岐ポイントに戻ってやり直すシステムとともに再プレイを後押し。世界が魅力的なだけに、もう少しエピソードがあればと思うのは贅沢?
週刊ファミ通1703号より
怪事件を科学寄り、オカルト寄りのどちらの視点で考察するかによって、展開がガラリと変わる物語が好奇心を刺激する。“分岐ツリー”で枝分かれするルートを見逃すことなく回収でき、各シーンにジャンプできるのも便利。スチルに動きが加わる場面もあったりするが、基本的には前作を踏襲した作りで、シナリオ以外の部分ではあまり新鮮味を感じないかな。ボリューム感もちょっと寂しい印象。
週刊ファミ通1703号より
常識的な捜査のほか、超常現象ありきのアプローチができるのが新鮮。想像の余地が残された真相も興趣があります。プレイヤーが能動的に推理したり駆け引きしたりするパートが挟まっていて、緊張感が保たれるのもいい。いつでもセーブ可能&分岐点に戻れるなど、真相の追求がスムーズに行える機能に好感。もう少しリッチな表現を期待してしまったけれど、B級ホラー的な恐怖は引き立つ演出でした。
週刊ファミ通1703号より
自分が観たいホラー・オカルト展開を鮮やかに創出……というよりは、「こんなはずじゃなかったのに」という選択結果に意表を突かれ、修正していく過程がゲームプレイのメインに。怖いか怖くないかではなく、快適なシーンジャンプ機能を活用した“デッドエンド巡り”を含む物語世界の探索体験そのものに、静かな興奮を覚えます。主要キャラたちの絡みは、シリーズファンも納得のいくおもしろさです。
週刊ファミ通1703号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。