手順を踏んでゴールまでのルートを切り開くパズル的要素と、探索の自由度を両立。広すぎず、狭すぎない絶妙なボリュームのステージデザインにセンスを感じる1本。行く手を阻む敵や仕掛けの見た目での“わかりやすさ”に、攻撃とジャンプだけのシンプルアクションという、往年の2Dアクションの定番スタイルを丁寧に押さえた作りで、安心して遊べる。その一方で、本作だけの強い個性があればとも。

週刊ファミ通1690号より

マップの形は少し入り組んでいるが、メトロイドヴァニアというよりはステージクリアー型の構造で、アクションについては簡素な手触り。ギミックもいたってスタンダード。ショップでアイテムを買って体力と攻撃力をアップグレードしていくのが、ささやかながら喜びとなる。価格の安さは魅力ではあるけれど、全体的にちょっと味気ない印象を受けるので、コストパフォーマンスはそれなりかな。

週刊ファミ通1690号より

このタイトル独自の何かがあるわけではありませんが、楽しく探索を進められ、価格の元は十分取れると感じました。操作性がよく、敵やトラップに過度な意地悪さがないので、あまり理不尽な思いをしないところが好き。ミスでコインが失われず、ショップでパワーアップして再挑戦できるのも助かった〜。全編“どこかで見たことがある”風ではあるものの、ステージ構成はバラエティーに富んでいます。

週刊ファミ通1690号より

レトロ風というよりアマチュアライクなグラフィック世界で、どこかで経験したような冒険が展開します。回避系アクションのタイミングはシビアですが、操作性にクセがないため余計なストレスは溜まりません。獲得したお金がゲームオーバー時にリセットされないので、パワーアップも簡単です。素直に進むとゴール地点にすぐたどり着いてしまうレベルデザインが、かえって探索意欲を刺激します。

週刊ファミ通1690号より