Say No! More(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ボリューム的にもちょうど1本の映画を観ている感覚で遊べますね。つぎからつぎへと無理難題を言ってくる人たちに“ノー”を叩き付けるだけではあるのですが、日ごろからいろいろと抱え込んでいる人たちはスッキリできるかもしれない。展開はカオスで、主人公が次第に“Z戦士”ばりに覚醒していく様子に唖然失笑。それに応じてカメラワークや見せかたもどんどん凝ってくるところがよかったです。
週刊ファミ通1692号より
自由度はあまりなく、インタラクティブな映像作品といった趣だが、立ちはだかる人々に“ノー”を突き付けて吹き飛ばしていくのが、じつに爽快。日本語のボイスが選べるのもナイス。ただ、日本語訳は「いやです」のみなので、“ノー”の意味として状況に応じた自然な単語がチョイスされると、よりよかった。物語が短めで価格はやや高めに思えるかもしれないけど、コミカルでユニークな内容は楽しい。
週刊ファミ通1692号より
言いたいことも言えない世の中に「ノー」と言ってやるおバカゲー。理不尽な要求をしてくる上司・先輩たちを“ノー”の超常的なパワーでなぎ倒していくのは痛快です。「ノー」の言いかたにも種類があったり、相手を煽るアクションがあるのもユニーク。多数の言語を収録しているのもいいですね。日本語だと「いやです」になり、場面によっては“ノー”の否定の意味にそぐわないこともあるけれど、それも何だか笑えます。
週刊ファミ通1692号より
キャラを自由に操作することはできず、リニアで進行する物語に対してプレイヤーは“ノー”を突きつけるだけ。基本は見ているだけだが、物語のどこでもインタラクトできるので、参加している感がある。1時間強ほどのコメディー映画を観る感覚で楽しむなら◎。ただ、戦略性や謎解き、プレイアブルな要素を求めると肩透かしに。物語のテンポはよく、オチも含めてプレイフィールとしては爽快感あり。
週刊ファミ通1692号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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