Observer: System Redux(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報

ウワーマン
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7

もともと美しいビジュアルがより精細に描かれ、没入感に磨きが掛かったのがうれしいですね。最低限のガイド表示しかないため詰まったときは途方に暮れますが、いち捜査員としてのなりきり気分は相当なもの。生体&電磁気ビジョンで痕跡を探りつつ事件の謎に迫る過程は夢中になれること請け合い。たまに演出過多で画面が見づらかったり、独特の操作で物をつかみにくかったりするのが玉にキズ。

週刊ファミ通1700号より

ジゴロ☆芦田
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7

退廃的なサイバーパンクの世界に一瞬で引き込む映像表現や演出が圧巻のクオリティー。“生体ビジョン”などに視界を切り換えながら、事件現場の分析をして真相を追究する工程が好奇心をくすぐる。死にゆく人の精神世界に入る“ニューラル尋問”の描写も凝っていて、混乱させられるのも醍醐味のうちなのは理解できるものの、暗すぎる画面と何をしたらいいのかがわかりにくい状態が連続するのは辛い。

週刊ファミ通1700号より

梅園ウララ
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6

老練な刑事がハイテクなギアを駆使して捜査するという対比がかっこいい。被害者の脳に接続して入る精神世界は不可思議なことの連続ですが、演出が巧みでアートのよう。ただ、彼らの辛い過去の描写と、迷路のようなステージが相まって心身ともに苦しくなりがち。通常の現場捜査にも言えますが、ノイズ演出が続くのがキツいかな。ちょっとした不具合や調整不足も見られるので、今後の改善に期待。

週刊ファミ通1700号より

ローリング内沢
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7

サイバーパンクの世界観を細部まで表現したグラフィックは秀逸。謎解きはさほど難しくはなく、どちらかというと刺激的な映像で描かれた“SFホラー”を堪能するような作り。とはいえ極度のストレスを感じさせる映像表現や、わかりにくい展開も多い。またそれらの一部は捜査の核心と関係性が薄く、プレイが冗長に感じられる面も。ビジュアル演出はすばらしく“表現の独創性”はとても魅力的なのだが。

週刊ファミ通1700号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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6.7

2017年に発売されたホラーゲームをリマスターし、シナリオを追加。近未来の都市で、さまざまな人の脳をハッキングして記憶や感情を追体験し、事件の真相へと迫っていく。

発売日
2021年7月8日
価格
4,990 円+税
ジャンル
アドベンチャー / パズル / その他
メーカー
NAパブリッシング
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