東方憑依華 ~ Antinomy of Common Flowers.(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
画面内を縦横無尽に飛行しながら戦うスタイルと、キャラごとに異なる多彩な遠距離攻撃が、位置取りの難しさも含めて、対戦格闘に新たな戦術と立ち回りをもたらす。ふたりひと組のタッグ形式で、キャラを瞬時に替えながら挑むスタイルは、本作が持つ戦いのスピード感をさらに加速させます。キャラのドット絵は、衣装の質感など、かわいらしさが光る作りに。弾幕系の攻撃も含めて映える戦闘がイイね。
週刊ファミ通1693号より
ベースは2D格闘ゲームの様式だが、射撃による弾幕シューティング的な要素や、キャラが空中に浮いていて上方向だけでなく下にもジャンプするように動ける点など、システムが個性的でおもしろみがある。しかし、それらについての説明やチュートリアルがまったくないのは不親切。ボイスがないのも寂しいけれど、キャラのドット絵はかわいらしく、ペアごとのストーリーモードがあるのもいい。
週刊ファミ通1693号より
格闘アクションに加えられた弾幕のエッセンスが、個性と“東方”風味とを打ち出しています。空中を浮遊して戦うため、独特のコントロールが必要な点は、おもしろみともクセとも受け取れそう。ドットで描かれたキャラが魅力的で、1戦につき4人を愛でられるシステムがありがたい。もう少しSteam版に近い価格なら……というのが本音だけど、ストーリーを始め、ファンが楽しめる要素は詰まっています。
週刊ファミ通1693号より
移動関連の挙動が特徴的。しかもボタン連打ではらちが明かない、クセの強い仕様です。差し合いの“間”さえつかめれば、弾幕をギリギリやり過ごす快感を味わえるのがいいですね。キャラクターのアニメーションや、一部ステージの背景の気合の入り具合は、特別に“東方”ファンでなくても伝わるすごみがあります。戦闘展開のセオリーがキャラごとに大きく異なるので、対戦ツールとしてのハードルはやや高め。
週刊ファミ通1693号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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