ワーウルフ:ジ・アポカリプス(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
現代に生きるワーウルフ一族の物語が非常に興味深いです。人、狼、人狼と形態を切り換えながらのミッションは、なかなかなりきり気分が味わえて好印象。隠密行動するのもそれっぽくていいですが、狂乱状態で何もかもを破壊し尽くすのも気分爽快でよかった。ミッションごとに区切りがあるため、けっこう気軽に遊べますね。カットシーンでのぎこちない動きは、やや気になりました。
週刊ファミ通1689号より
人狼になれる体験がおもしろく、狼の姿で素早く動いて敵を暗殺していくステルスアクションと、ワーウルフ形態でワイルドに戦う場面とで、メリハリが利いている。隠密行動はそこそこにして、ある程度敵を減らしたらワーウルフで強行突破したりなど、自由なスタイルで進行できるのもいいね。ただ、進路を進んでは敵のいるエリアに出るといったことをくり返すマップの構造は、飽きを感じることも。
週刊ファミ通1689号より
敵の排除や破壊工作をしながら進むベーシックなステルスゲームですが、主人公が狼に変身できるのが特色。潜入先の構造にバリエーションがあり、ルートを探る楽しみがある一方、見つかっても人狼の姿で大暴れして殲滅すればいいという手軽さも。ただ、人狼状態が強いせいか、攻撃スキルを使いそびれることもしばしば。スキルツリーやクエストなどにも、もう少し惹きつけるものが欲しかったな。
週刊ファミ通1689号より
戦況に応じて人間、狼、人狼に変身しながら進めていく戦術管理の楽しさが味わえる。狼になりステルスで切り抜けるか、人狼に変身し力でねじ伏せるか、遊びかたはプレイヤー次第。緊張感と爽快感の両方が味わえるメリハリはあるものの、ちょっとマヌケな敵のAI、似た仕掛けが続くレベルデザインなどにより、手触り感はやや単調に。PS4版はロード時間が長く、リトライ時のテンポの悪さも気になる。
週刊ファミ通1689号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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