Kena: Bridge of Spirits(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
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7

呪いにより腐敗した自然を精霊の力で取り戻しながら進む設定が、美しいビジュアル表現とロケーションにマッチ。どこか『もののけ姫』に通じるような荘厳な世界の冒険にドキドキです。引き連れた精霊を駆使して戦うシステムが、独自の戦術と精霊との絆をもたらし、本作ならではの個性に。世界やバトルへの没入度が高いだけに、UIや導線、戦闘時のカメラワークなどの完成度がもう少し高ければ。

週刊ファミ通1716号より

ジゴロ☆芦田
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9

神秘的でファンタジックなムードと海外産の和テイストが合わさって作られる世界観が、じつに魅力的。サウンド面の演出もすばらしいし、とくにグラフィックは目を見張るものがあり、作り込まれたフィールドは隅々まで探索したくなる。ムービーシーンもアニメ映画を観ているかのよう。小さな精霊の“Rot”が愛らしく、捜して集めるのは楽しみとなり、バトルでもパズルでも活躍してくれるのも○。

週刊ファミ通1716号より

くしだナム子
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8

苦しみに蝕まれた残留思念を浄化し、美しい森を蘇らせるのは、精神的にも見た目にもやり甲斐のある体験。愛嬌ある精霊たちとの協力関係が、物語と操作の両面でうまく表現されています。儀式のような謎解きの手続きも神秘的。若干、前時代的な印象を受ける作りも、生命力に溢れる森や善良さがにじみ出る純朴なキャラなど、世界的に有名なスタジオのアニメ映画を連想させるテイストと相性良好です。

週刊ファミ通1716号より

戸塚伎一
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7

戦闘アクションは豪快かつ攻撃力も高め。モーションの隙を防御や回避でとっさにカバーできないため、つねに慎重な立ち回りが求められます。背景は色鮮やかで、胸躍るロケーションが多数あるものの、移動範囲が狭かったりと、見た目ほどに冒険心を発揮できないのは少し残念です。妖精系キャラのかわいらしさはピカイチなので、低めの難易度設定で、映えるスポットでの撮影目的にプレイしてもよいかも。

週刊ファミ通1716号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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7.7

さまよえる魂を導くスピリットガイドの少女が、聖なる山の神殿を目指して旅をする。“Rot”と呼ばれる精霊たちの力を借りながら、邪悪な魔と戦いをくり広げていく。

発売日
2021年9月21日
価格
3,800 円+税
ジャンル
アクションアドベンチャー
メーカー
H2インタラクティブ
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