小難しいことなく気軽に遊べるクラフト系RPGに仕上がっているのがいいですね。選択肢の決定も含めてテキスト送りが超スピードで、サックサクの手触り。新ショブが解放され、サポート設定が可能になれば育成の自由度が一気に増すのもよかった。冒険で素材を集め、クラフトしてお店で利益を上げていくという一連の流れが少し淡淡としすぎに感じましたが、夢中になれる魅力があると思います。

週刊ファミ通1675号より

多彩な依頼をこなしながら、素材を集めてアイテムを作成、販売し、店のランクを高めていく作りが、初期の『アトリエ』シリーズライクで中毒性がある。くり返し同じダンジョンに赴いては、素材の採取とバトルを行うルーチンワークのようなプレイになりがちだけど、敵をスイスイかわせるのもあって進行はスムーズ。演出面なども含めて少し味気なさはあるものの、ノンストレスな構造がいいね。

週刊ファミ通1675号より

クラフトでパーティーの装備を強化するだけでなく、在庫をお店で販売するちょっとした経営要素があるのが特徴的。装備の完成度が高まれば性能がアップしたり、派生装備が作れるようになるのもモチベーションを上げてくれます。クエストを中心に進んでいきますが、達成すると街の人々とのプチイベントが見られるのもいいですね。ただ、序盤は物語の山場や引きがあまりないのが惜しいかな。

週刊ファミ通1675号より

“探索・バトル→素材集め→クラフト”のくり返しがテンポがよく楽しめ、加えてキャラ育成や鍛冶屋経営など幅の広い遊びが味わえる。やれることは多いが煩雑さはなく、UIも含めてわかりやすい作り。各所に小さな目標が設定され、それらを達成させていく心地よさもあり、なかなか止めどきが見つからない。オーソドックスなゲーム性かつ派手さは薄いものの、この手の“作業ゲー”が好きならハマるはず。

週刊ファミ通1675号より