Linn 〜果樹園への道〜(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
主人公が走り続けるという要素が、規則的に動く足場の上でゴールを目指すシステムにさらなるゲーム性を追加。パズル的思考とアクション操作を同時かつ短時間に要求されるため、アイテムの回収や最小手でのクリアーまで求めると、ライトな見た目に反して、ハードルは非常に高いものに。トライ&エラーが基本だから、コンパクトなステージがいいね。グラフィックとBGMの神秘的な雰囲気もステキです。
週刊ファミ通1665号より
自動で走り続ける主人公を、ジャンプや方向転換、空中ダッシュといった操作だけでゴールに導くルール自体はシンプル。でも、ステージ全体が回転して大きく動くので、いつどこでどのアクションを行えばいいかなどを考える必要があり、思わず熱中させられます。各ステージで3つの目標を達成するやり込み要素は歯応えがあり、その条件を達成するとアンロックされるナイトモードは、さらに高難度。
週刊ファミ通1665号より
重力の働きとギミックの動きとを把握し、双方の影響を考える必要のあるパズルは、取り組み甲斐のある難しさ。トライ&エラーをくり返すうちに発見があったり、偶然解けてしまうこともあって、投げ出したくなる気持ちを押しとどめてくれます。幻想的な映像とサウンドが、やる気を後押し。ステージもクリアー条件もバラエティーに富んでいますが、プレイ体験自体はやや単調に感じられることも。
週刊ファミ通1665号より
操作方法やルールはシンプル。ステージごとに仕組まれた足場の回転関連のギミックがユニークかつ状況変化の速度が速いため、ゲーム全般を通して「よくわからないうちに死んでいく」という経験をかなり重ねることになります。死にゲーとして見ても、リトライ時のテンポ感がもうひとつ。アーティスティックなゲーム世界を作者の意図通りに楽しむには、努力よりも直観力が重要になってくるのでは。
週刊ファミ通1665号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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