RPGタイム!~ライトの伝説~(Xbox Series X)のレビュー・評価・感想情報
筆記用具をはじめとした学校関連の小物の数々を活かした仕掛けの数々や、小学生のケンタくんといっしょに遊ぶというメタ構造による演出が、鉛筆で書いたモノクロの冒険を鮮やかに彩る。小学生的な“トンデモ”発想や、消しゴムを使った修正など斜め上の展開も含め、画面を調べるときのワクワクがもう止まらない! 子どものころ“放課後”や“休み時間”に感じたあの楽しさを思い出させてくれます。
週刊ファミ通1767号より
ノート上に描かれた自作のゲームを遊ぶ体でプレイが進むが、ゲームマスターであるケンタくんの創造力が爆発していて感心しきり。小学生の身近にあるものを使った手作り感溢れる小道具や演出など、とにかく芸が細かい。自由度はあまりないので、ケンタくんに付き合わされている感も少々あるけど、多種多様な仕掛けがつぎからつぎへと登場する先の読めないゲーム展開は、ワクワクさせられます。
週刊ファミ通1767号より
基本的にはミニゲーム集ですが、はなまる級の独創性と表現力! 手描きの絵をはじめ、折り紙や段ボール工作などを連想させるビジュアルとからくりは、インタラクティブな図工作品のよう。つぎのページから何が飛び出すか、ワクワクが止まりません。TRPGというかお話の読み聞かせ的な体裁が、ケンタくんの存在する次元にプレイヤーをつなぎとめ、想像の世界でいっしょに遊んでいる気分にさせてくれます。
週刊ファミ通1767号より
オトナの判断でブレーキをかけたりそぎ落とす要素をすべて残したかのような“小学生魂”が圧巻。そして、冒険の舞台(ノート)と、その外側に何重もある世界がつながったときの驚きと感慨はひとしおです。雰囲気や実際にやることはカジュアルなのに、ところどころでガチなアクション操作が必須だったりと、決して軽々しくないゲーム進行には慣れ……というよりか“全面的な受け容れ”が必要です。
週刊ファミ通1767号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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