OUTWARD(アウトワード)(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
自由度の高いRPGに気温や清潔さなどにも注意を払うサバイバル要素を加え、よりシビアに仕上げたといった印象。かなりスリリングな冒険が体験できるのがいいですね。覚えることは多々ありますが、丁寧なチュートリアルのおかげで知識不足は補えるので安心。敵も手強いため、いつでも画面分割で協力プレイ可能なのもうれしい。ただ、マップに居場所が表示されないタイプなので最初はキツイ。
週刊ファミ通1670号より
ファンタジーの世界に、体調管理やサバイバル要素といったリアリティーを持ち込んだ構造がユニーク。英雄的な主人公ではなく、不幸な目に遭うモブキャラのような存在として生きるのも、なんだか現実的。万人受けするテーマではなく、ちらほら粗も見える作りではあるけれど、独特の味わいがあります。チュートリアルがわりと丁寧なことや、ふたりプレイでオープンワールドを冒険できるのは○。
週刊ファミ通1670号より
サバイバル色の強いRPGで、衣食、睡眠、気温などさまざまな要素が絡むリアル寄りな作品。重量管理も重要で、序盤は容量の少ないリュックとつねににらめっことなり冒険が進みにくい印象。ローカライズは問題なく会話も自然ですが、展開が唐突なシーンもあり、もう少し補足する演出が欲しかった。その一方で、力尽きた後の再開地点が必ずしも通過した拠点ではないことにドラマを感じました。
週刊ファミ通1670号より
リアル系のサバイバルRPG。飲食、睡眠をはじめ、温度変化や病気などの概念があり、リスクヘッジを考えながら生き延びていくやり込みが味わえる。しかし、敵との戦闘アクションはお世辞にも心地よいとは言えず、グラフィックや各種UIなどに古くささも感じる。また序盤から敵が強すぎてきびしく、不便であるからこその歯応えも目立つ。味のある作品なのだが、バランスの悪さは少々気になる。
週刊ファミ通1670号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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