バルーンボーイ(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
グラフィックだけでなく、ステージ構成や操作感、BGMまで、1980年代前半のアーケードやファミコンのゲーム的プレイ感。ステージの風船を全部割るというルールは同じだが、1面ごとに敵キャラやステージのデザインが異なり、それぞれが当時の名作ゲームを彷彿させる作りに。ボリューム感も当時のゲームに寄せているため、懐かしさはある一方で物足りなさも。あの時代の空気を味わえる作品です。
週刊ファミ通1663号より
クラシックな見た目のほか、ステージが1画面に収まり、左右がループする構造など、プレイ感にも懐かしさを覚えるスタイル。基本のルールはだいぶシンプルだけど、ステージごとに敵が変わるので、その動きを見極めて避けながら風船を割っていくのは楽しい。何度もコンティニューできるのがありがたい一方で、クリアーまでプレイしてもさっくりしたボリューム感のため、ちょっと物足りなさも。
週刊ファミ通1663号より
ゲームデザインや各種演出、敵の意地悪な動きやプレイヤーを焦らせる仕掛けなど、昔のアーケードゲームを連想させる作りにニッコリ。ゲーセンにあったら、暇つぶしに5回くらい遊ぶんじゃないかと思える内容で、もとはしっかり取れます。でも、いざ購入するとなると、もうひとつ決め手に欠けて踏み切れない面も。たとえば、キャラの個性や、達成感を得られる仕組みとかが、もう少し強力だったらなぁ
週刊ファミ通1663号より
起動時のデモや、固定画面+グリッドによる画面構成、音色にやや“盛った感”があるものの雰囲気は出ているBGM……など、表層上は1980年代前半のアクションゲームのリスペクトに溢れています。とはいえ、通常ステージの、敵キャラに対する反撃要素が一切なく、ひたすらタイミングよくよけるだけのゲーム性は、当時のゲームを過小評価しているようにさえ思えます。操作性はよいだけにもったいない。
週刊ファミ通1663号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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