GHOSTWIRE: TOKYO(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
銃ではなく印で行う攻撃が、FPSスタイルの戦闘を新鮮かつカッコいいものに。路地裏まで忠実に再現された渋谷の街並みと、異界化がもたらす非日常設定が、探索を楽しく演出。ビルの屋上から見下ろす夜の渋谷の町並みの美しさといったら! アクションをベースにしつつ挿入されるホラーが緊張感を、DualSenseの機能と妖怪や都市伝説がモチーフの敵が没入感を後押し。遊びやすさも抜群です。
週刊ファミ通1741号より
現代の日本を舞台にした作品では、街の作り込みが他に類を見ないレベルのクオリティー。人が消えた渋谷という、リアルでありながら異質な空間を駆け巡るのはおもしろく、幽霊、妖怪、都市伝説といったものをモチーフにした世界観を表現するグラフィックや演出もすばらしい。戦闘は、もっと変化があるとさらによかったけど、敵のコアを引き抜くアクションなどは爽快で、没頭してプレイできます。
週刊ファミ通1741号より
ヘンテコな解釈のなされていない、現代の渋谷をただ歩くのが、こんなに楽しいとは。おなじみの怪談に基づくエピソードや、身近な食品アイテムなども違和感がなく、日本のプレイヤーにとっては日常の延長線上にある非日常感を満喫できる滅多にない機会。体験しなくては損です。成仏できない霊の頼みを聞くサブクエストがやさしく、切ない。主人公の存在感は少し薄いけど、かえって没入感を高めています。
週刊ファミ通1741号より
直感orプレイ経験上「これ以上進みたくない」と素直に思えるロケーションへの絶望が、中距離主体の戦闘アクションの爽快感でほどよく中和。ジュブナイルな好奇心ドリブンで、既視感ある街並みを探索できます(立体的で迷いやすくはありますが)。能力強化の障壁が少なく、しかも効果を実感しやすい点もいいですね。要所で展開する“空間の歪み”演出は、凡百の心霊ホラーのものとは別次元の絢爛ぶりです。
週刊ファミ通1741号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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