Freedom Finger(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
中指を立てた手という“自機”の形に違わないファンキーな世界。予想の斜め上をいくカオスなステージ群と、風刺満載のストーリーで、先へと進みたくなる。強攻撃の“殴る”に、敵機を“つかみ”ショットを変化させる“手ならでは”の攻撃システムもユニーク。アクの強い個性がありつつも、幅広い難易度調整で万人が遊べる仕様に。ボスステージ以外のステージのゴールが唐突に来るのが気になりました。
週刊ファミ通1652号より
手の形をした自機ならではのアクションがユニーク。パンチによる近接攻撃以外にも、敵をつかんで投げるといった、2Dシューティングでは珍しいシステムがおもしろみになっている。つかんだ敵によっては、捕まえたまま、その敵の固有の攻撃を使えるようになる戦略性もナイス。キャンペーンモードのブラックジョークは好みが分かれそうだけど、手描きのグラフィックやノリノリなBGMは魅力的。
週刊ファミ通1652号より
これぞインディーならではの1本。全編を通して風刺を貫くワケでなく、ぶっ飛んだステージにまで飛躍していく世界観を、まとまりがないと感じるか、クレイジーと喜ぶかはプレイヤーによるかな。メタルやサイケデリックが香るボーカル曲をはじめ、BGMには聴き惚れちゃう。シップが手の形状をしていることで、つかんだり殴ったりというアクションができるシューティングは、アイデア冴えてます。
週刊ファミ通1652号より
パンチやつかみなどの特殊アクションが、ステージギミックのおもしろさやプレイの戦略性にあまり活かされていない印象。BGMに同期した敵の行動パターンは新鮮ですが、各ステージが尻切れトンボ気味に終わるため、シューティングゲームとしての消化不良感が残ります。酔っぱらったアメリカ軍司令官が社会主義国家をボロカスに言いまくるストーリーデモの強烈な風刺性(?)は一見の価値あり。
週刊ファミ通1652号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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