アセットコルサ コンペティツィオーネ(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
操作系からチューニング、エンジン音や夜の闇の深さの演出まで、リアルを追求したレーシングシミュレーションの手触り。難度設定があるとは言え、パーツが破損しやすいなど、運転ミスが大きく影響を与えるため、手応えはかなりのもの。収録車種自体は多くないが、チューニングで行えることが圧倒的で、1台1台を深く追求できる作りに。クルマが好きで、ストイックなレースを楽しみたい人なら。
週刊ファミ通1659号より
GT3に特化しているため、シリーズ過去作と比べると車種などのボリュームは絞られているが、ブランパンGTシリーズの公式ゲームならではの収録内容は濃厚。迫力と臨場感が感じられるサウンドも高クオリティー。シミュレーター寄りの本格的な操作感でありつつ、アシストを利かせた初心者向けの操作でも遊べるのはありがたい。操作に関する細かな調節が可能なのもいいけど、説明が欲しいところも。
週刊ファミ通1659号より
シミュレーター寄りの硬派な方向性を貫く気概にほれぼれ。ドライブアシストが充実していて、ペナルティーもオフにできるため、誰もがめげずに慣れる余地もあります。実在したシリーズ戦の公式ゲームという立ち位置につき、現実に基づいた収録車種とコースを、リアルと捉える人もいれば、もの足りなく感じる人もいそう。追加コンテンツ扱いではありますが、鈴鹿サーキットが走れるのは楽しみ。
週刊ファミ通1659号より
操作感覚は決してイージーではありません。ただ、ホイールで地面をとらえる感触はクルマの素人なりにも味わえるので、操作ミスしたときにもある程度の納得感があります。推奨ラインがライティングの具合で見えにくくなるのは、ちょっと困りました。レースは1ミスが命取りの持久戦が基本スタイル。キャリアモードを満喫するには、プレッシャーに強い心と、ある程度まとまったプレイ時間の確保が必要です。
週刊ファミ通1659号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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