ボクらの大運動会(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
運動会ならではのほのぼのした雰囲気と、ブロックのキャラがマッチ。騎馬戦やパン食い競争など、バラエティーに富んだ12競技を簡単操作で遊べるのもいいね。ゴールドコインなどの獲得を目指す個人の戦いがあるとは言え、全競技に挑む“大運動会モード”の物語性が薄く、ソロプレイは全体的にあっさり。対戦&協力プレイで楽しさが発揮できるタイプだけに、オンラインで競える要素があればうれしかった。
週刊ファミ通1650号より
運動会の多彩な競技を、簡単な操作で気軽に楽しめるのが○。“ぐるぐるバット”などはゲーム化が珍しい種目のうえに、操作が独特で見た目も愉快。ただ、多くは定番的な競技なので、『ボクらの』シリーズのほかの作品と比べると、新鮮味や独自性はやや薄め。メダルの獲得を目指すやり込み要素はあるけれど、全種目を通して遊ぶか、個別に選んで遊ぶか以外にも、趣の異なるモードなどが欲しくなりそう。
週刊ファミ通1650号より
スポーツと娯楽の中間のような競技の数々は、ミニゲームの題材にピッタリ。操作が単純で説明もわかりやすく、初めての人も誘いやすい。同じ種目をくり返すより、“大運動会”モードを通しで1回遊ぶほうが盛り上がることもあり、各競技とも本番前に練習かデモプレイがあれば、より公平かと。弱い設定でも、こちらに合わせて手加減してくれないコンピューターに燃えるか、萎えるかはプレイヤー次第かな。
週刊ファミ通1650号より
競技ひとつひとつの操作がユニークで、スポーツ系ミニゲーム集にありがちな水増し感は皆無。操作方法をメイン画面でつねに確認できるのも助かります。ボールを使った一部の競技では、『ボクらの』シリーズではおなじみ(?)の、ユルい物理演算が生み出すドラマを楽しめます。各競技の記録をストイックに伸ばす遊びかたには限界があり、なるべくなら多人数で、勝敗にこだわって遊ぶのがいいでしょう。
週刊ファミ通1650号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。