Chinese Parents(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
子育て、学校生活、恋愛など、中国が舞台だけど「あるある」と感じるシチュエーションが多し。その一方で日本との違いも感じられて新鮮。ターンごとに挑むパズルに育成要素を絡ませることで、淡々となりがちな育成にメリハリを与えてくれる。風刺や小ネタもあってニヤリとする部分も。ターン表示のため入園、入学のタイミングがわかりにくく、いきなり感は強いけど、“育てる”楽しさが満載です。
週刊ファミ通1687号より
インディー感がありながらも育成シミュレーションのツボを押さえた作りで、子どもを成長させて多彩な結末を迎えるのは楽しみになる。中国のお国柄を反映した内容はユニークで新鮮。親の“メンツバトル”など、システム面にもそれが組み込まれているのが愉快。大小さまざまな目標に合わせて、毎ターン行動を選んだり、パズルゲーム風の画面で能力を伸ばすのもおもしろく、遊び始めるとやめどきを失う。
週刊ファミ通1687号より
かなわなかった夢を、つぎの世代に託し続ける仕組みにハマりました。多様な就職先はもちろん、学生時代の恋愛や趣味など、経験してみたいことがわんさかあり、満足するまで長いあいだ遊べそう。表現の自由が保障されているのか少し心配になるブラックユーモアも◎。能力値を上げるミニゲームも、運の要素がほどよく絡んで退屈しません。育成項目のソートは少々不便で、計画の編成に時間を取られます。
週刊ファミ通1687号より
ユルい絵と全方位に辛らつなテキストについ笑ってしまいますが、親の心子知らず・子の心親知らずを同時に実感しながら、偶然の積み重ねで、人生の道筋が定まっていくシビアさを体験できます。親の能力が継承される周回プレイは、自分の中で物語を作れるタイプの人なら、延々と楽しめるでしょう。リスト類の利便性の低さと、ミニゲームの存在がアクセントにならないゲーム進行の単調さは覚悟のうえで。
週刊ファミ通1687号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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