フェアリーナイツ~精霊の騎士団~(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
落ちもの系パズルで挑む敵との戦闘は、連鎖を決めれば最強という単純な図式ではなく、行動回数に影響を与える“BP”が、コマンドRPGさながらの戦略性の高いバトルをもたらす。ただ、中盤までは大連鎖を決めても敵を攻撃できないことが多く、落ちもの系パズルの最大の魅力である爽快感が薄め。戦闘がテンポよく進むので、変化に乏しくて粛々と移動していくことが多いフィールド移動も気になりました。
週刊ファミ通1642号より
ブロックを回転させてラインをつなげるパズルは、わかりやすいルールですぐになじめる。連鎖を起こした時の爽快さはあるものの、連鎖を仕込むのがちょっと手間で、ブロックを時計回りにしか回転させられないのももどかしいかな。淡々と進むバトルの流れは、もう少しメリハリが欲しかった気が。翻訳はスマートではないところが若干あるけれど、かわいらしいキャラのやり取りや独特な物語は魅力。
週刊ファミ通1642号より
ほんわかしたデザインとユニークな設定を兼ね備えたキャラが魅力的。それだけに、言葉遣いのミスマッチで個性がつかみづらく、感情移入しにくいのが惜しい。時間制限なしで取り組めるパズルは、やや緊張感に欠けるものの、治療魔法すら発動のタイミングをしっかり管理する必要があるなど、戦略性が高め。仕組み上、大連鎖を狙いにくいのは残念だけど、意図せず爆発的な連鎖が起きたときは快感。
週刊ファミ通1642号より
レベル上げで難所をあっさり突破できるゲームバランスや、各キャラの思惑が渦巻き、ときに意外な展開を見せるシナリオなど、シンプルな作りながら、王道JRPG風の展開を満喫できます。配管型パズルゲームの基本的な仕組みが好きな人なら、単調な戦闘のくり返しも苦になりません。キャラの口調が統一されていないなど、何ともムズムズする日本語テキストは、ある意味、ゲームプレイ実況映えします。
週刊ファミ通1642号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。