フォー・ザ・キング(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ローグライクRPGとすごろくがミックスした感じのシステムが、非常にユニークですね。各行動にダイスでの判定のようなチェックが入るため、運の要素が強めですが、ポイント消費での確率アップも可能で、使いどころを考えるのが楽しいです。くり返し遊ぶ作りなので、アンロック要素が豊富なのはうれしい限り。ルールの把握に時間が掛かりますが、理解すれば熱中度は高いんじゃないでしょうか。
週刊ファミ通1638号より
テーブルトークRPGやボードゲームをデジタルのゲームに落とし込んだような作り。よい結果が出る確率を上げたりできる“フォーカス”の使いどころを見極めながら、冒険を進めるのが楽しい。プレイ中に獲得する“ロア”で、各要素をアンロックするのもやり甲斐に。ただ、イージーモードからして、くり返し挑戦するのが前提のようなきびしめのバランスは、人を選ぶか。ハマれば腰を据えて遊べるかと。
週刊ファミ通1638号より
ヘックス状のボード上のマスにさまざまなイベントが出現して、どんな結果になるか、毎回ドキドキ。戦闘中のコマンドの成否を握る能力のチェックも同様で、サイコロを振る運試しの感覚に。日本語テキストがややつたない部分もあるけど、チュートリアルが都度挟まれるので、ルールも少しずつ覚えていける。連続して戦うダンジョンや、闇の勢力が活性化する期限があるなど、メリハリもあっていい。
週刊ファミ通1638号より
行動範囲や攻撃の成否は、“スロット”と呼ばれる、いわゆるサイコロの目の数で決まるほか、マップの生成なども含め、全体的にランダム要素が強め。どちらかと言えば運>戦略の作りで、回復手段の乏しさも合わせて、プレイヤーが思った通りのリスクマネジメントをしにくい歯がゆさが。くり返し楽しめる、ローグライクとしての魅力はあるが、テンポの悪さや説明不足の点など、多少の遊びにくさも。
週刊ファミ通1638号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。