ブレア・ウィッチ 日本語版(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
基本的には自由度はさほど高くなく、お化け屋敷を進むようなタイプのゲーム。森の探索は終始冷や汗もので、立体感のあるサウンドも手伝ってとにかく不気味。ヘッドホンで遊ぶと、没入感がハンパじゃないです。現実を操作できるビデオテープや、カメラでのみ捉えられる化け物からの回避など、独特のシステムは好感が持てます。とくに、犬のバレットとバディを組んで行動できるのがよかったな。
週刊ファミ通1649号より
暗闇に包まれた森を歩くのは没入感があり、サウンド面もよくできていて、恐怖心や不安が煽られる。愛犬のバレットは、ゲームプレイにおいても、心のよりどころとしても、いい存在。迷ったりすることも含め、原作映画の世界観を踏まえたうえで作り手がプレイヤーに体験させようとしているのだとは思うけど、意図された部分も、人によっては単にストレスになる可能性も。UIは改善の余地ありかな。
週刊ファミ通1649号より
暗い森で迷う不安や、不可解な現象に精神を削られながらも先へ進めるのは、相棒である犬のバレットがいるおかげ。探索のサポートとしても心の支えとしても頼もしく、犬ゲーの一面もあるかと。原作映画の象徴でもあるビデオカメラを使っての謎解きもおもしろい。視点カメラの揺れがあり、同じような場所をグルグル回るため、若干酔いやすいかな。独特のボタン配置なので、コンフィグ機能もあれば。
週刊ファミ通1649号より
必要最低限のHUD表示、空気感までも表現したサウンド、トランシーバーや携帯電話などのUIから発展するストーリーなど、数々の臨場感溢れる演出が秀逸。森の中を彷徨う恐怖を十分に醸し出している。一方で、ずっと謎を引き伸ばしにされながら、絵変わりのしない森を歩かされているという感覚も強く、間延びしがち。物語だけでなく、一部のゲームシステムも含めて謎のことが多く、わかりにくさも。
週刊ファミ通1649号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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