MLB THE SHOW 20(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
選手たちのリアルな一挙手一投足からスタジアムの雰囲気まで、メジャーリーグの空気を楽しめる作品。英語版とは言え、試合をプレイするだけなら気にならず、投打の駆け引きを十分味わえます。野球ゲームとしての完成度は間違いなく高い。一方で、新要素の“SHOW DOWN”は自分のチームを作る醍醐味をアップさせるが、情報がすべて英語表記なので、やりこみ系のモードのハードルはやっぱり高いかな。
週刊ファミ通1635号より
オリジナルのリーグを作成して遊ぶ“CUSTOM LEAGUES”はおもしろい試み。参戦チームのほか、多彩な設定が可能で、オンラインで共有できるのもナイス。既存の各モードも細かい進化が見られる。英語版ゆえの敷居の高さはあるけど、プレイでは、場面ごとの操作をそれぞれ複数の方式から選択でき、幅広いプレイヤーが楽しめます。操作方法によっては、守備のリアリティーが増しているのもいい。
週刊ファミ通1635号より
ランナーの足の速さなど、各種データがわかりやすく表示され、頭脳派気分でプレイできるのがいい。情報量を抑えたシンプルな見せかたにセンスが光る。どうしてもローカライズ版が欲しいと思ってしまうけど、そのままでも遊びたいファンを後押しする施策に脱帽。さすがにストーリーモード“ROAD TO THE SHOW”は英語が壁になりそうと危ぶみましたが、公式サイトで対訳表が提供されていました。
週刊ファミ通1635号より
選手や観客など、人物グラフィックのリアリティーがさらに向上。贔屓の選手の再現度チェックもはかどります。操作タイプは、フィジカル重視からレトロ野球ゲームスタイルまで用意され、それらを自由に組み替えられるのがいいですね。日本語が未実装で、“ROAD TO THE SHOW”など長期運用型のモードは、シリーズ初プレイで読むにはなかなかきびしいものがありますが、MLBの雰囲気を味わうには十分。
週刊ファミ通1635号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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