ほぼ1画面で収まるステージは視認性が高く、ジュエルを集めて脱出するルールのシンプルさもあって、万人が遊びやすい作り。所持ジュエルが多くなると動きが遅くなるのも探索の駆け引きに。ストーリーモードは、挿入される対戦や謎解き要素のあるステージが変化を与えるが、ステージ自体は単調気味。各操作キャラの個性が薄く、混戦時に格闘攻撃がわかりにくいなど、対戦ツールとしては大味かな。

週刊ファミ通1627号より

ジュエルを集めて“サポーター”に渡し、お金に変換するという目的自体はシンプルだけど、警察の存在や制限時間などの要素がプレイをスリリングなものに。キャラが小さいこともあり、射撃や体当たりなどの攻撃を当てるのが、やや難しめの印象も。“フリーバトル”は、所持数の制限なしでジュエルを集めまくるものや、相手を場外に吹き飛ばす回数を競うルールなどもあって、ワイワイ遊べるのがいいね。

週刊ファミ通1627号より

しっかり作り込まれた、完成度の高いカジュアルゲーム。ルールやユーザーインターフェースなど、すべてがわかりやすくて直感的です。キャラデザインもチャーミングで、物語もちゃんとエンターテインメントしています。正直、購買意欲に結びつくような引きは弱いと感じますが、価格のぶんはきっちり満足できる内容。コレクション要素や対戦モードなど、いろいろ盛り込んだサービス精神にも好感。

週刊ファミ通1627号より

仮想通貨をイメージしたビジュアルやストーリーは、表現こそ断片的ですが、心惹かれるものがあります。ひとりプレイでは、リスクやロスの少ない行動が、たいていのステージにおいて高評価の対象に。敵との戦闘時の各種エフェクトが地味なこともあって、プレイが淡々としがちです。対戦形式のフリーバトルは、“地形に反射するボールのぶつけ合いっこ”と割り切れば、結果にこだわらずに楽しめます。

週刊ファミ通1627号より