Sir Eatsalot (サー・イーツァロット)(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
海外のカートゥーンアニメを彷彿させるキャラのなめらかな動きと、ブラックユーモア溢れるノリがいい感じ。タッチ操作で解く仕掛けや収集要素などが、ステージのいたるところに隠されており、画面を触りながら進みたくなる。その反面、移動のボタン操作と謎解きのタッチ操作、ふたつを使い分けつつゲームを進めるのは、プレイヤーの手間を増やし、アクションとしての難度を余分に高くしているとも。
週刊ファミ通1623号より
コミカルでかわいらしいキャラと、ユニークな世界観が魅力的。お菓子や食べ物が、植物のようにあちこちに生えていて、スタミナや体力を回復する機会が頻繁にあるのは親切設計だし、ひたすら食べ歩く主人公のキャラクター性にもマッチ。タッチの判定がややシビアで、小さいものや画面のスクロール中などにタッチをしようとすると、うまく反応してくれないように感じることがあるのがもどかしい。
週刊ファミ通1623号より
タッチ操作で突破するギミックやシールのコレクションなど、仕掛け絵本のような作りに心が弾みます。ユーモラスな生き物にカラフルなおやつといった、目にも楽しいオブジェクトがいっぱい。カートゥーン調のアートも作風にピッタリ。翻訳されたジョークはよくわかりませんが、滑稽な雰囲気は伝わってきます。基本のアクション部分はいたってふつうで、推進力にややブレーキをかけている面も。
週刊ファミ通1623号より
タッチによるフィールド環境への介入の操作と、ノーマルな2Dアクション操作を、比較的素早くかつ交互に行っていく場面は、正直、ゲームとして成立するギリギリの線。操作性が特別よいとも言えないのですが、新たなギミックに挑む際の高揚感だけは存分に味わえます。キャラデザインはもとより、チュートリアルの看板がある場所まで戻らされたりするナンセンスぶりを、笑って済ませられる人向き。
週刊ファミ通1623号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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