ブラックソードマン ーある死神の物語ー(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
大剣で敵の大群をぶった斬る、シンプルな2Dアクションをベースに、溜めたゲージでくり出す多彩なアクションと、自由度が高めのキャラカスタマイズで、独自の戦いが楽しめる。広大なフィールドマップの探索は、ワクワク感が高い反面、ステージ構造はよくも悪くもあっさり風味。それでも、ワンコイン価格で本編以外にステージクリアー型のアクション特化モードも収録されていて、お得感はあります。
週刊ファミ通1620号より
敵を倒して金貨を貯め、ショップにランダムに並ぶ装備品を買いながら少しずつ強くなっていくのは、コツコツと楽しめる。独特の世界観や、会話の際のブラックな選択肢もおもしろみがあるね。戦闘では、攻撃をかわしたり、空中の敵を追うなど、ジャンプをする機会が多いけど、キャラのふんわりした動きがじれったく感じるかな。散り散りに飛び跳ねて回収しづらい金貨も、地味にストレスになります。
週刊ファミ通1620号より
先へ進むにつれてだんだん難しくなっていく戦闘がチャレンジング。敵や状況に応じたアクションを使い分けながら切り抜けていくのは、遊び応えがあります。ただ、ステージ自体の変化は少なく、作業のように思えてしまうことも。ほぼ一本道ではあるけれど、マップと会話が生む物語性は○。散らばっていくゴールドの回収やマップ上での操作など、わずらわしさを感じさせる点が目立つところが惜しい。
週刊ファミ通1620号より
近接格闘アクションをお手軽に楽しめる作品ではありますが、戦闘パートにおける、ふわっとしたジャンプ軌道が制御しづらいことと、地上でバウンドするアイテムの取りにくさが気になります。溜めることで強攻撃を出せる“怒りゲージ”の仕組みが、アクション操作の爽快感につながっていない点も辛いところ。キャンペーンモードで展開する物語の描きかたは断片的で、世界を旅する気分ももうひとつ。
週刊ファミ通1620号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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