Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
ガチョウの動きや鳴き声、それに翻弄される人々のコミカルなリアクションがとにかくかわいくて、イタズラするのがやめられない、止まらない。“イタズラ=謎解き”の構造と、住民のガチョウへの対応を含めたやさしい世界観が、解けたときの独特の気持ちよさを醸し出している。謎解きも、パズル的なヒラメキが求められるものもあって歯応え十分。セリフを排除した演出で、ガチョウ気分を満喫できます。
週刊ファミ通1623号より
とにかくガチョウが愛くるしく、イタズラする姿も憎めない。落ち着いた色合いの、イラスト調のグラフィックもステキ。たわいのないイタズラをするのが目的だが、のどかな空気感が心地よく、不思議と楽しい気持ちに。ガァガァと鳴くためのボタンがあり、つい意味もなく押してはガチョウになりきって遊びたくなる。もっとボリュームがあれば……という欲も出てくるけど、幸せな時間が過ごせます。
週刊ファミ通1623号より
楽しげな世界とその住民を観察しつつ、いたずらによって介入する、ユニークな体験を満喫。パズルのなかには意地悪なものもありますが、プレイヤー側はからかう立場ゆえ、試されている感じを受けずに気分よく遊べます。クリアーに必要なくても、ただ人を困らせるのが楽しく、さらに思いがけず隠し要素を発見することも。リアルさを損ねずにうまくデフォルメされたガチョウのフォルムがラブリー。
週刊ファミ通1623号より
“何を考えているかわからないガチョウ”のフリをし、粛々とミッションを遂行していく、という大前提がすでにおもしろくて、意味もなく人間を威嚇しまくりたくなります(笑)。各ミッションは、操作のスピード感重視だったり、ときにはお題に対する発想の転換や飛躍が要求されたりと、思いのほか本格的。攻略においては、物理演算が引き起こす、ちょっと怪しげな挙動をも楽しめる心の余裕が必要です。
週刊ファミ通1623号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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