The Church in the Darkness(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
プレイするたびに変わるスタート地点と人物の居場所。プレイヤー次第の侵入ルートやターゲットの奪還方法。そして、忍び込んだ家などで集めた情報をつなぎ合わせることで、少しずつ明らかになる現地の情報や教団の実態など、シンプルな見た目の中に、ステルスアクションの醍醐味がたくさん詰まっています。日本語ローカライズにちょっとクセがあるけど、高い自由度と5段階の難易度で万人向けに。
週刊ファミ通1612号より
カルト集団を題材にしたストーリーが興味をそそる。プレイのたびに指導者の性格が変わるなどのユニークなランダム要素のほか、行動によってさまざまなエンディングを迎える構造なのもいい。とは言え、ステルスアクションとしては若干チープな印象。敵の警備をかいくぐりつつ人やアイテムを探すという、やること自体はあまり変わり映えせず、アクションそのものにももう少しおもしろみが欲しい。
週刊ファミ通1612号より
ストーリーや、教団の思想などの設定が非常に興味深い。それだけに、ボリュームのある日本語訳のテキストの読解と、リアルタイムでのアクションを両立しにくい点が残念。せめてバックログが欲しかった。1回あたりのプレイ時間は短いものの、遊ぶたびにマップや展開が変化し、挑戦意欲をかき立てられます。潜入手段は複数用意されているものの、似たような行動が多く、違いを感じにくいのが惜しい。
週刊ファミ通1612号より
チマチマとしたキャラのステルスアクションとして、基本的な操作性はいい塩梅。アイテムボックスを漁りつつ、敵戦闘員を自由に暗殺していくぶんには、なかなか痛快です。“エンディングのバリエーション制覇”などの目的達成のためにプレイすると、途端に各アクションの単調さが際立ってくる点や、膨大なテキストで提示される物語や舞台背景の情報に気持ちが入りにくい部分さえ気にならなければ。
週刊ファミ通1612号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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