スナイパーエリートIII アルティメットエディション(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
狙撃が、三人称視点の定番ウォーシューティングの戦闘におけるアクセントに。つねに高地を意識して進むマップ探索も新鮮。敵のマーキングが可能になり、高地に行くメリットが増しているのもうれしい。狙撃が最強ではなく、発砲後に敵に見つかりやすい弱点が、戦闘に緊張感と、探索にスピード感をもたらしている。狙撃ではなくステルスキルメインになりがちな戦闘スタイルは、評価が分かれるか。
週刊ファミ通1623号より
DLCも含んだボリューミーな内容で、日本語版が遊べるのはうれしい。作りに少々古さを感じる部分もあるけど、シリーズ特有の狙撃のおもしろさは健在。骨だけでなく、内臓や筋肉まで透けて見える“キルカメラ”はエグさもあるが、標的を仕留めた手応えを強く味わえる。敵兵以外に、乗り物の破壊時に作動するのも○。Joy-Conのジャイロセンサーを利用する操作方法は、意外に狙いを定めやすい。
週刊ファミ通1623号より
ボタンの割り当てが適切で、標的を狙いやすく、武器の持ち替えや索敵などもやりやすい。ターゲットの体内を弾丸が貫通するシーンが映し出されるのは刺激的です。騒音を利用することで隠密に射撃できたり、移動によって警戒を解けるなど、独自の各種システムがいいスパイスになっています。タイトルから想像するよりも、狙撃手として活躍できる場面は少なめに感じましたが、各種接近戦も痛快。
週刊ファミ通1623号より
各ミッションで行うことの大半が、狙撃を成功させるための下準備(標的の護衛の暗殺)と、狙撃位置が敵にバレてからの対処(白兵戦やトラップの設置)だったりする点を差し引いても、心拍数を整えたうえでくり出す“キルショット”がもたらす爽快感は格別。敵兵の音声の指向性が弱い点は、隠密行動ものとしてはやや興ざめなところ。ランクアップ用の経験値が、全モードで共通となっている点はいいですね。
週刊ファミ通1623号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。