ボク姫PROJECT(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
progress
7

“女装”というニッチな題材を、柱となる目的、個性豊かな登場人物、そしてコメディタッチのエピソードの数々で、一般のギャルゲー的なアドベンチャーに落とし込んだ手腕に拍手。一方で、女装がもたらす圧倒的背徳感やエロティシズムは、演出やテキストも含めて抑えめという印象。性的に自由な作品だからこそ、女性らしさを磨く“特訓”や“姫選挙”も正解ありきではなく、より自由度が高いとよかった。

週刊ファミ通1637号より

ジゴロ☆芦田
progress
7

シチュエーションは特殊だけど、主人公が奔走し、成長する様子は応援したくなり、感情移入できます。反面、設定に現実離れした点がちらほらあったり、話の流れが若干強引な印象を受けたりも。それでも、登場キャラは魅力的で好感が持てるし、グッとくる場面もあり、細かい部分を気にしなければ楽しめる。主人公のボイスの好演が光り、エンドロールまでキャストが明かされないのも驚きがあっていい。

週刊ファミ通1637号より

くしだナム子
progress
7

TS的な要素を前面に打ち出した作品がメジャーシーンに登場した事実がとにかくセンセーショナル! キュートな見た目はもちろん、性格がダメなところも含めて愛らしい、主要キャラたちがステキです。コミカルなお話も肩が凝らなくていい。ただ、インタラクティブな部分が少なく、ゲームとしてはやや退屈に思える面も。育成要素はいいアクセントながら、通常の選択肢との差を感じにくいのが惜しい。

週刊ファミ通1637号より

戸塚伎一
progress
7

何階層かの秘密を隠しながら、学園内女子コミュニティに浸透していく物語展開は、緊張と弛緩のバランスがいいですね。シナリオテキストは軽妙洒脱とは言いがたいものの、ウェットな場面の説得力は十分に表現されています。ノーヒントで進めてバッドエンド→SDキャラの漫才風のヒントを見てから再挑戦、というややクセのあるプレイの流れを、“美少女コンテンツのお約束”として受け入れられれば。

週刊ファミ通1637号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。

レビュー

平均

progress
7.0

“かわいさ”がすべての超お嬢様学校に、女子生徒として入学した男子の伊草ミナトとなり、学園いちの美少女を目指し、ビジュアルや教養、精神を研鑽して女装を極めていく。

発売日
2020年4月23日
価格
6,980 円+税
ジャンル
アドベンチャー
メーカー
日本一ソフトウェア
詳細を見る