進化のひみつ ZERO(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
『flOw』に非常によく似た雰囲気で、リラクゼーション効果のありそうなBGMを聴きながら、ひたすらエレメントや生物を食べていきます。とくに大きな盛り上がりがあるわけではないのですが、なぜかプレイし続けてしまう魅力を感じます。ただ、前作である『進化のひみつ』のようなカラフルさがなくなってしまったこともあり、かなり地味な印象を受けました。ゲーム的な要素も薄くなりましたね。
週刊ファミ通1598号より
前作の『進化のひみつ』に比べて、だいぶ簡素なゲーム性に。エレメントやほかの生物を吸収し、大きな生物へと成長していくのは満足感があるが、淡々と捕食をくり返す内容には退屈さも覚える。神秘的な雰囲気のグラフィックとサウンドを味わいながら、頭を空っぽにプレイするのにはいいのだけど、前作のようにカラフルではなく、色数の少ない風景が寂しいせいか、ヒーリング効果が薄れている気も。
週刊ファミ通1598号より
前作のカラフルな画面から一転、生物たちはモノトーンに。落ち着いたBGMと相まって、まさに深海を漂っている気分になる。栄養素やほかの生物を食べまくって大きな個体を目指したり、毎回変わる姿形を追求するのもいいけれど、力を入れてプレイするほど飽きが早く来てしまうかな。別の個体に負けたりするペナルティーはなく、操作できるスクリーンセーバーのように捉えてのんびり遊ぶのがよさそう。
週刊ファミ通1598号より
『進化のひみつ』の続編で、本来であれば本作が1作目にあたると思うのだが、前作と比較すると、かなりシンプルな作品に。単色のグラフィックで、見た目や演出面は地味に、ゲーム性も簡素なものになっている。それでも、幻想的な世界で生物を進化させていく達成感は変わらないし、前作よりもプリミティブな作りだけに、没入感も高め。雰囲気ゲーとしての魅力もあるのだが、その一方で単調さも多少。
週刊ファミ通1598号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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