コンピューター相手のシングルマッチはあっさり風味。本作を十二分に楽しむには、最大6人で遊べるバトルロイヤルは必須。そこに、火山や氷山などのステージ固有の仕掛けが組み合わさり、プロレス的楽しさが倍増する。少なめの体力設定を、テンポよく試合が進むと見るか、すぐ終わってしまうと取るかで評価が分かれるか。エディットパーツが豊富でパラメーターも細かくいじれて、対戦がアツいです。

週刊ファミ通1595号より

多彩なパーツを組み合わせてレスラーをクリエイトするのは、どこかで見たことのあるようなキャラを作成できたりしておもしろい。技は、もっと種類が欲しいかな。一部に攻撃判定などが強すぎる技があったり、一方的に攻撃を食らい続けやすい状況が生じることがあるなど、対戦ツールとしては調整が甘い部分も見られた。バトルロイヤルで入り乱れて戦うハチャメチャ感は楽しく、ワイワイ遊べます。

週刊ファミ通1595号より

スピード感などのリアルなプロレスを想起させる面と、アイテムなどゲームならではのアレンジのさじ加減が絶妙。滑稽な2.5頭身キャラは、攻撃する部位の狙いを定めやすく、意外にも格闘ゲー向きだと思いました。共通のコマンドで、レスラーごとのいろいろな技をくり出せるのが、ラクちんで楽しい。対戦では、組んでからの技の掛け合いで優勢かどうかが判断しやすければ、さらにアツくなれたかと。

週刊ファミ通1595号より

ずんぐりしたレスラーたちがくり出す、実在する技の再現度は思いのほか高め。打撃、組み技、防御による駆け引きの要素はあるものの、迫力はおとなしめです。ステージごとのギミックがもたらすハプニング要素も十分想定内で、シングルプレイはやや淡々としがち。外見や技をカスタマイズしまくったプレイヤーどうしで、リング内外をピョンピョン飛び回りながら乱戦を楽しむのが“本番”のようです。

週刊ファミ通1595号より