エア コンフリクト コレクション(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ステルスや護衛任務など、アクション性が高い『シークレットウォーズ』と、太平洋戦争を日米両方の視点で追体験するリアル寄りの『パシフィックキャリアー』の、異なるテイストの戦いが1本で楽しめて、お得感あり。第一次と第二次世界大戦で活躍した戦闘機を操作できるのも〇。『パシフィックキャリアー』の、ボタンひとつで操作機体をつぎつぎと切り換えて、敵に波状攻撃を仕掛けるシステムが激アツです。
週刊ファミ通1599号より
スピード感や迫力は控えめながら、レシプロ機を駆り、機銃や爆撃で敵を撃破するのは楽しい。敵機の動きの予測位置が表示され、狙いをつける目安となるほか、照準の補正がかかるのもありがたい。『パシフィックキャリアー』は、日本軍でプレイできるのが魅力だが、“シミュレーター”操作だと安定性が悪く、操縦にストレスを感じる。魚雷は発射の成功条件がわかりにくく、もっと丁寧な説明があれば。
週刊ファミ通1599号より
第二次世界大戦ものとして、どちらもシナリオが目新しい。『シークレットウォーズ』は軍属ではなく雇われの運び屋として、若い女性が主役に。『パシフィックキャリアー』では、日本軍サイドの立場や事情もきちんと描かれていて気に入りました。シューティング寄りの作りで、リアルではないものの、操縦も戦いかたもマスターしやすい。キャンペーンのミッションがやや単調で、より変化が欲しかったな。
週刊ファミ通1599号より
左スティックのみでも、大空を十分優雅に飛び回れる鷹揚さが特徴。攻撃は、スペシャルなウエポンがあるわけではないので、“壊してやった感”こそ薄めながら、状況の臨場感はしっかりと味わえます。『シークレットウォーズ』はプライベートな物語性が、『パシフィックキャリアー』では味方機を気軽に乗り換えられるのがそれぞれ魅力なのですが、どちらもメッセージテキストが小さすぎて読めない!
週刊ファミ通1599号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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