モチ上ガール(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ステージの装飾は簡素だが、ワイヤーアクション、水の中の高速移動、ボスバトルなど、そこでくり広げられるアクションは多彩かつ爽快。しかも、それが左スティックとAボタンだけで楽しめるとは! コレクトアイテムの“ヘンテコ寿司”も探索欲を後押し。ゲームオーバーはなく、初心者はゴールを、上級者はタイム短縮を目指す作りで万人向け。キャラの声やBGMが作品世界にマッチしていたら……。
週刊ファミ通1618号より
壁や天井に“モチ”を伸ばしてくっつけ、体を引き寄せたりしながらステージを進むアクションは、やることはシンプルだけど、じつに爽快。そして、移動とモチを伸ばす方向の調整をスティックで行う以外は、すべての動作をひとつのボタンに集約させることで、簡単かつ直感的な操作を実現しているのが、これまたすばらしい。コツをつかむとプレイのスピード感が増し、タイムアタックも熱くなれます。
週刊ファミ通1618号より
“モチ”という特徴的な武器がありながら、使いかたの習熟や工夫がそこまで求められない点が、プラスにもマイナスにも作用しています。パズル的なおもしろみはさほど感じられない反面、そのぶん気楽にガンガン進んでいけるのはグッド。水の中をズブズブと疾走したり、手すりを高速で滑走するなど、ステージごとにさまざまなフィーリングが味わえるのが痛快。ボリュームもあり、満腹になれました。
週刊ファミ通1618号より
画面はパッと見では簡素ですが、いざプレイしてみると、Lスティック+1ボタンをグシャグシャと入力するプリミティブな楽しさに惹き込まれます。とくに、連続入力系の跳躍アクションが心地よく、1990年代の家庭用ゲーム機の2Dアクションで、自主的にタイムアタックができちゃうような人にとっての「こういうのでいいんだよ」に仕上がっています。本編以外の要素がほぼない点を“潔さ”と割り切れれば。
週刊ファミ通1618号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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