Reigns: Game of Thrones(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
二択をくり返していくだけで国の存亡が展開される『Reigns』シリーズの長所は健在で、お手軽かつテンポよくプレイできるのが○。『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンがニヤリとできる場面が満載ですが、原作を知らないと存分には楽しめない一面も。原作の情報や知識が補完できるような、トピックや図鑑モードなどがあれば完璧だったけれど、410円[税込]という低価格なので、それは贅沢すぎるかな。
週刊ファミ通1587号より
『ゲーム・オブ・スローンズ』の重厚なファンタジー世界を舞台に、『Reigns』シリーズのゲームシステムで、手軽に政治アドベンチャーを楽しめるのがいい。作中の人物から王となる者を選び、二択を選んでいくだけで、自分なりの物語を紡げるのは楽しめる。価格の安さもうれしいね。原作の設定が作り込まれているだけに、固有名詞が多く出てくるので、用語集などのフォローがあれば、なおよかった。
週刊ファミ通1587号より
原作ドラマの取り込みかたが巧みで、キャラクターゲームとしてユニークな仕上がりに。その結果、過去に9点をつけた『Reigns: Kings & Queens』とは、味つけの変化にとどまらず、ゲーム性まで異なる印象です。固有名詞が頻繁に登場するなど、完全に視聴者を対象としているのでご注意を。ほかの物語を原作とした『Reigns』も遊んでみたくなりました。新たに採り入れられた、背景による演出がステキ。
週刊ファミ通1587号より
固有名詞が何の注釈もなく、立て続けに登場する時点で、一定以上の知識を備えた原作ドラマファンのみに向けた作品であることがわかります。ただ、『Reigns』シリーズ特有の“抽象化された物語世界でのマルチシナリオ制”は、原作ファンが望むifの提示法とは言い難いのでは。BGMがそれらしく、主人公キャラがアンロックされていくのは楽しいので、ニッチなファンアイテムのひとつとしてなら。
週刊ファミ通1587号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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