ムーンライター 店主と勇者の冒険(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ドット絵のアニメーションが滑らかな点を始め、とても丁寧に作られていることが伝わってくる。ダンジョン探索とショップ経営の二足のわらじのほかにも、装備品の強化&村の復興、サポートモンスターの管理など、やれることが多くて遊び応えがあります。反面、どれも底が浅めで、やや単調に感じられるのがもったいない。パズル要素を狙った呪いのアイテムは、数が多すぎて管理が面倒なのが残念。
週刊ファミ通1584号より
ダンジョンでアイテムを収集し、集めた品を自分の店で売ってお金を稼ぐ流れがおもしろく、やめどきを失うタイプの作品。稼いだお金で店の改装や街を発展させ、装備品を揃えてさらにダンジョンの奥を目指すのが楽しみとなる仕組みが○。ただし、アイテムを売る行程は作業的に感じられる側面があり、万引きなども厄介。全体的にデキはいいが、各要素にもう少し広がりがあれば、なおよかった。
週刊ファミ通1584号より
アイデア自体は新しくはないものの、味付けやゲームバランスがよくて、心地よくプレイできる仕上がりに。ダンジョンとお店、自然とどちらにも偏らずに進めていける構成が巧み。お店のパートでは、お客の反応を見ながら適正価格を探っていくのがおもしろい。材料をチェストに収納したままでも武器製作を依頼可能で、ダンジョン内でアイテムを換金できるなど、プレイヤーの利便性への配慮が◎。
週刊ファミ通1584号より
入るたびに形が変わるダンジョンで商品を仕入れて地上に生還。お店で値付けをして売るサイクルが本作の醍醐味。店の収益で、主人公を強くしていくからこそ、手応えと達成感がものすごくあります。店が軌道に乗るまでは、値付けや販売などにかなり時間を取られるため、お店経営を作業と感じず楽しめるかどうか。往年の2DアクションRPGの雰囲気を残しつつ、現代に最適化した戦闘もイイね。
週刊ファミ通1584号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。